30年以上の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
38歳 男性
産まれたときからアトピー性皮膚炎で病院でステロイドを処方されていました。
全身が紅く、痒みも酷い状態が続き、漢方薬で体質を変えていきたいと来店されました。
病院ではマイザー、コロイド、プレドニン、リドメックスなどが処方されているようです。
プロトピックを顔に塗られているそうです。
上半身がとくに赤く痒みも酷いようです。
食事は脂っこい物、味の濃い物が好きでよく食べられているそうです。
顔や腕がジュクジュクになる事も多いようです。
中国医学的には『血熱旺盛』、『湿熱食積』の状態と考えらえます。体の中の余分な「熱」を体の外へ排泄していく事を中心に、消化を助ける漢方などをお渡ししました。
30年単位でステロイドを使用されていたためか、はじめは中々、赤みが引かずとのことでした。
しかし3か月、半年と続けられると体調も良くなってきて「ステロイドは使用しているものの、使用する範囲と量は少なくなってきました」と報告を受けました。
日によっては赤みが落ち着いて綺麗になる時期もありますが、寝不足やストレスなどで一時的に悪化する事もありました。
最近はジュクジュクすることはなくなり、顔だけが一時的に紅くなり痒みが出る事があるそうです。
結果的に皮膚炎の方も落ち着いてきて、うれしく思います。
皮膚の炎症など皮膚の疾患は体の中から出てくるといわれます。胃腸や体の中に老廃物が溜まりすぎないように心がけることがおすすめです。
それをステロイドで一時的に抑える方法もありますが、慢性的に広範囲にわたり塗りすぎることで皮膚が苔癬化して象のようなゴワゴワした皮膚になってしまうと考えられています。
皮膚が苔癬化しますと、中々元の綺麗な肌に戻るのは時間がかかります。アトピー性皮膚炎の方は根本的に体質を見直していきましょう。いろいろ試してうまくいかない方は是非、御相談くださいね。
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